2010年5月16日日曜日

食べ放題は豊か?

最近、テレビの情報番組のテーマとして、料理やグルメの類が幅をきかせている。

この不景気に売上を伸ばしている外食として、食べ放題なども取り上げられている。

本当に利益がでるのだろうかと思うくらい安い店が紹介される。


「安い」や「食べ放題」は消費者にすれば嬉しいことだろう。

しかし、本当にそれで良いのだろうか?


営業する側は努力して提供しているから、それなりに利益を出しているということだろうが、その努力の先にさらに苦しむ生産者がいるとしたら、看過できない。


また、「食」とは他の「命」を頂くことだから、食べ放題だといってガツガツ食べるのもいかがなものかと思う。


食べるとは「食の連鎖」であり、それは「命の連鎖」でもある。

そして、その命を育てている人達がいて成り立っている世界だ。


「命」をガツガツ食べる姿は、とても豊かとは言いがたい。


腹八分目という言葉がある。

何事もほどほどが良いのだ。


マグロやクジラに代表されるように食べすぎ(乱獲)は、やり過ぎだ。


他の「命」との共存共栄が必要だろう。


自身の体のためにも腹八分目が良い。


若い頃、立食パーティのバイキングで、いくら食べても満足感が得られない経験をした。

「ほどほど」のコストで、「ほどほど」の満足感が得られるような「ほどほど」の食のスタイルが良い。














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2010年5月12日水曜日

添加物が分からん

最近、家の中に「つややかなごはん」(ヱスビー食品製)というレトルトのご飯が長いこと放置されていた。

パッケージに印刷されているバーコード部分に「非売品」というシールが貼ってある。

なにやら意味有り気だが、どうも家人がどこからか貰ってきたようだ。

発芽米や玄米を常食してるので自分にとっては対象外の食品だったが、棄てるのも「もったいない」ので試食してみた。


食べるあたって表示を確認すると、原材料に「うるち米(国産)」と「グルコン酸」と書かれてある。

「うるち米」は分かるとして「グルコン酸」とはいかなるものなのか?

早速ウィキペディアで調べたが、難解な文章に歯が立たなかった。

食品に関する記述には、「グルコン酸およびその塩はpH調整剤として用いられる」と書かれていたが、ピンとこない。

入れる必要のある添加物なのかどうか、どうも分からん、という状態だった。


電子レンジで加熱して食べてみたが、普通のご飯だった。

正味200gのものだが、通常のご飯であればカロリーが320kcal(四群点数法による)のところ、このパッケージには292kcalとある。

添加物を入れたことでカロリーが下がった訳でもないだろう。


素人にとって、調べても意味不明の添加物は真っ平ゴメンだ。

インターネットの普及で情報だけは手に入るが、必ずしも理解できるとは限らない。

消費者に分かるような表示にすべきだし、だいたい添加物など入れなくてもいいのではないか。

だから「非売品」なのか。

と妙に納得した。













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2010年5月2日日曜日

宿の飯に想う

最近の温泉宿では、料金の低廉化が進んでいる。

温泉が好きな者には嬉しい現象だ。


最近では、テレビの情報番組で1万円以下の宿の紹介をよく見かける。

施設やサービスの充実、料理の豪華を謳い、しかも1泊1万円以下。


これまでの常識では、温泉宿に泊まるのは非日常のことで、普段口にすることがない豪華な料理を食べ、普段他人にしてもらうことがないサービスをしてもらい、湯量を気にせずお風呂に入る、そんなことを楽しむことが目的だったかと思う。

その名残として、いまでもお膳にこれでもかという程の量の食事が出る宿もある。

糖尿病を患い、食事療法をしている筆者としては、辛いものがある。


それはさておき、筆者が知っている公共の宿の話だ。

施設は古く、宿泊料も安くない。

施設の都合(ハード&ソフト)からか、料理の部屋出しをサービスの一つにしている。

そのため、料金を下げられないようだ。

普通のイメージとして、部屋出し料理と言うのは、広間や食堂で食べる料理よりグレードが高いものと考えるが、ここでは違う。

だから、部屋出し=子供連れでも大丈夫 といったセールストークになる。


限られたコスト中で創意工夫し、客の満足度を高めるのが料理人の腕の見せ所だと思うが、ここの料理は普通の、というより昔ながらの旅館の料理で、器も普通(ツマラナイもの)だ。


この宿の利用者の中心は、圧倒的に中高年(中年<高齢者か?)だというので、一度、料理長に生活習慣病の人(糖尿病・高血圧など)のためのお膳を作ったらと提案したが、面倒くさいと一蹴された。

料理長自身が糖尿病なのに。


「食」を軽んじてはならない。

ましてやそれを生業にしている者は、心血を注ぐべきだ。

そう遠くない未来、この宿はなくなるだろう。














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2010年4月25日日曜日

おーい!不揃いな野菜たち

先日伊豆方面へ行った折、JAの直売所に立ち寄ってみた。

最近は天候不順のため、野菜が高騰している。

そのためか、平日なのに首都圏ナンバーの車が多かった。

都市部の値段に比べれば、ものによってはウソのように安いものもある。

植木類も安い。

しかし、気になったのは野菜の規格が揃っていることだった。

無農薬の野菜もあり、現代的なイメージだったが、このようなJAで直売なら、規格外のものがあってもいいような気がする。

最近では、野菜の規格に関しても様々な意見があるようで、規格外のものを廃棄せずに市場に出すこともあるようだ。

よく例に出されるのがキュウリだが、曲がったキュウリもまっすぐなキュウリも、キュウリはキュウリだ。

まさか曲がったキュウリは根性まで曲がっていて、食べると体調を壊すというわけでもないだろう。

経営センスのある生産者は、規格外品を加工品に使ったりするようだが、市場に出して消費者に提供すればいいのだ。

消費者や流通業者がロクでもない意識を持っているから、規格外品がのけ者にされる。

農業は自然が相手の仕事だ。

そこから生まれる野菜類が、いつもいつも消費者や流通業者が望むものとは限らない。

いい加減に消費者も流通業者も、意識改革する時期ではないのだろうか。

安心安全で美味い野菜ならいいのだ。

人間だって同じでしょ。













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2010年4月17日土曜日

食品表示の怪

先日、スーパーで日本酒を買った。

紙パックに入ったものだ。

本来なら「ふなぐち菊水一番しぼり」を買うのだが、その店には無かったので、しかたなく「米だけの酒」というのを買った。

「米だけの酒」というのは当然「純米酒」だと思って買った。

そして、飲んだ。

不味い!

それが第一印象だった。

純米酒でも紙パックではこんなものなのかと、半ば落胆しながらも、棄てるのも惜しいので飲み干した。

そして、何気なくパックに書かれた表示を見たら、「純米酒の規格に該当しません」という文字があった。

パックの表書きには、

天然水仕込み/米だけの酒(米と酒の文字が大きく、他は小さい:コラージュご参照)/糖類・醸造アルコール無添加/原材料:米・米麹

とある。

棚に並べられた状態では、純米酒と勘違いして手に取るだろう。

純米酒の規格がどんなものか知らないが、これでは、詐欺に近い、というより詐欺そのものだと思う。

酒造メーカーが酒飲みを騙すような商売をしてはいけない。

きっと天罰が下るだろう。

その日を待つがいい。

(表示が詐欺まがいでも、美味しければ文句は言わないのだが…)







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2010年4月10日土曜日

進む食の欧米化

進む食の欧米化

身の回りに溢れる食の欧米化。

日本人は外国のあらゆる文化を、生活の中に上手に取り入れてきた。

文字、食、音楽等々。

しかし、いま改めて身の回りにある生活を見ると、直輸入した食文化が多いような気がする。

見かけだけでなく、使っている食材や栄養バランスを見ると、果たして日本人は海外の食文化を上手に取り入れていると言えるだろうか?


米国では貧困層が食べると言われるファストフード。

低価格、高栄養(高カロリー)故に、貧困層の人達には不可欠な食糧のようだ。

そして貧困層の人達はますます病気になり、富裕層はヘルシーなものを食べ、ますます健康になっていく。

それが米国の姿のようだ。

そんなファストフードの食文化は、日本では不況下の成功ビジネスとして持て囃されている。

食の欧米化で、日本人の健康は良くなったのだろうか? それとも悪くなったのだろうか?

高カロリー、高たんぱく、高脂肪等々に加え、モータリゼーションや働き方の変化による運動不足。

そしてお決まりの生活習慣病。

分かっちゃいるけど止められない生活習慣。

その結果メタボになり、医療費増加に貢献していく。

欧米化!はギャグだけで充分だ。












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2010年4月4日日曜日

ある少年に想う

ある少年に想う

ある寒い日の午後、やや混み合う京浜東北線車内で小学校高学年と思われる少年と隣り合わせになった。

塾へ行くのか、あるいは帰りなのかと思われる少年で、ドア近くに立ちながら缶入りのスープを両手で抱えるように、その温もりを大事そうにしていた。

蓋を開けると、これも大事そうにゆっくりと一口一口飲んでいた。

沈殿物があるのか、時々缶を振りながら飲んでいた。



自分がこの少年の年頃の時代には、当然缶入りのスープ(後で駅の自販機でみたらコーンスープだった)などなかったし、家でもそんなハイカラな食べ物は作っていなかった。

まずカタカナ料理があまり無い時代だったのだ。

学校帰りや遊びに行って食べるものと言えば駄菓子程度だった。

いまの子どもたちには、親の管理外のシーンでいくらでも食べ物の選択肢がある。

現代のライフスタイルであれば、ある程度の外食は仕方ないだろうが、問題は家庭における食生活だろう。



自分の子ども達が通った幼稚園は、当時、毎日お弁当持参だったが、最近では週2~3回程度は仕出しの給食だという。

理由は、最近の親がお弁当を作るのが大変だということと、幼稚園が集客のために用意しているサービスのようだ。



マスメディアでは電子レンジで簡単に作れる調理品が喧伝される時代。

料理することが、ますます少なくなり、いずれは電子レンジで「チン」することが「料理」だと言われる時代がくるのかもしれない。



同居している孫は今2歳。

一応毎日、母親の手料理を食べている。

自分も時々、孫にヒジキ煮などを作るが、昆布とカツオ節から出汁を引いたものを作っているので、孫はほとんどファーストフードや化学調味料の味を知らない。

そのためか、たまに添加物のある菓子を与えても拒否する。



小さい頃の「味の記憶」は大切だと、つくづく思う。



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