2009年11月1日日曜日

無知なる生活習慣病「者」 ~患者にもなれない人達~

生活習慣病という言葉は、メタボリックシンドロームと並んで耳にしない日がないくらい、日々の生活に溶け込んでいる。

一口に生活習慣病といっても、その中身は様々だ。

ウィキペディアによれば、「糖尿病(1型糖尿病を除く)・脂質異常症(家族性脂質異常症を除く])・高血圧・高尿酸血症など、生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられている疾患の総称である」とある。

この場合の生活習慣には当然のことながら食生活が含まれる、というより一番大きな比重を占めてるといえるだろう。

武田薬品という製薬メーカーがあるが、同社が扱う糖尿病患者向けの薬に関するビデオを制作した際、台本の中に、医師と営業のやり取りがあるロールプレイで次のようなことを言わせている。


営業:すると、まず食事療法の徹底ですね!?

医師:そうだね、お酒と脂っこいものを控えて、腹八分目。大まかにいえば一昔前の日本人の生活かな。

武田薬品は、糖尿病患者向け処方薬の製薬メーカーでは大手であり、国内外でかなりの売上があると聞いている。

その製薬会社が「一昔前の日本人の生活」といっているところが面白い。

国が進める「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」の各論の中に、「生活習慣病及びその原因となる生活習慣等の課題について、9分野(栄養・食生活、身体活動と運動、休養・こころの健康づくり、たばこ、アルコール、歯の健康、糖尿病、循環器病、がん)ごとの2010年度を目途とした「基本方針」、「現状と目標」、「対策」などを掲載」という表記がある。

その中で、生活習慣に起因する病気の改善には、食生活の見直しが必要だと言うことも述べられている。

国も、医療関係者も、生活習慣病の改善には何が大切で、何をすべきかを知っている。

しかし、肝心の生活習慣病当事者の意識が低すぎて、話にならない、というのが現状ではないだろうか。

筆者は2009年1月に糖尿病と診断された後、半年ほどは武田薬品の薬の世話になっていたが、薬の処方と同時に始めた食事療法で食生活を大幅に改善し、カロリー管理をした食事を続けることで、いまでは健常者の数値を維持している。

医師や栄養士さんによれば、普通は糖尿病と診断されてもまともに治療に取り組む患者は少ないそうだ。

国民の4人に1人は糖尿病と言われている。

確かに、自分が糖尿病になってから周辺に聞くと、その程度の比率で糖尿病と診断されいる人や予備軍がいることが分かった。

しかし、治療をしているという人は皆無だった。

筆者は合併症が怖い、恐ろしいというイメージがあったので、宣告された時は心底「ヤバイ」と思い、その日から食事療法に取り組んだ。

お陰で、奇跡的な(予想外の)ダイエットも成し遂げ、メタボも解消し非常に健康的な日々を送っている。

その経験から見て、患者にもなれない無知なる生活習慣病者がいかに多いかと、実感している。

その遠因には、やはり現代の食生活に大きな問題が潜んでいると思えてならない。

それは食に関連する企業(営利)との兼ね合い(バランス)に関係してくる問題だ。



1 件のコメント:

  1. 新聞報道でこのサイトの存在を知りました。
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