2009年11月13日金曜日

「アナログ料理」と「デジタル料理」

書店に行くと、料理本の種類の多さに驚かされる。

普通のレシピー本(雑誌を含む)だけでなく、有名な料理人の本、生活習慣病対策の料理本、安く出来ることを売りにしてる本、早くできることを売りにしてる本、まさに百花繚乱である。

そして、どの本にも共通していることがある。

それは、材料の分量や調理時間の目安が詳細に書かれていることだ。

何gであるか、大さじいくつであるか、何分煮詰めるか等々、まるで化学の実験のごときだ。

筆者はこのような細かいレシピーを見ると、正直料理する気が失せる。

性格にもよるのだろうが、材料や調味料に使いたくないものもあり、どうしても自分流でやりたくなる。

それに、台所で料理本を見ながら調理するのも手際が悪くなり落ち着かない。

最近ではこの手の料理本による料理を「デジタル料理」と呼ぶことにしている。

では、その対極にあるべき「アナログ料理」とは何か?
料理とは、調理(煮る・焼く・蒸す等々)や調味(さしすせそ)の基本を覚えれば、あとは旬の材料を使ったり、彩や栄養を考えたりして、自分で工夫して創るものだと考えている。

したがって、自分の裁量で思うがままに創る料理を「アナログ料理」と呼んでいる。

どちらが楽しいかは言うまでもない。
 

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