安心・安全な食糧
先日、加入している生活クラブ生協が主催した生産者交流会に参加した。
その生産者とは、飼料用米で豚を育てていることで最近有名になってきた平田牧場の姉妹会社、平牧工房(以下「平田」)。
この会社は平田牧場で育てた豚を使って加工品を生産している。
この日は手作りウィンナーの体験もあったが、学習会での話が大変有益だったのでご紹介したい。
学習のメインテーマは添加物。
学習会の前に、市販品のウィンナーと平田のウィンナーを、商品名を伏せて食べ比べたのだが、平田のウィンナーは市販品に比べ、「赤くない」「肉の味がする」という大きな特徴があった。
その違いの秘密は添加物にあった。
市販品には、
1)合成着色料
2)合成保存料
3)結着補強剤
4)酸化防止剤
5)化学調味料
6)発色剤
(以上 以前の表示名)
1)着色料
2)保存料
3)リン酸塩
4)ニコチン酸アミド
5)調味料(アミノ酸等)
6)亜硝酸 硝酸
(現在の表示)
が入っているが、平田のウィンナーには入っていない。
では、なぜこのような添加物が必要なのか?
理由は、
1)日持ちさせるため
市販品の贈答用ハムを押入れに入れっぱなしで1年間放置したが、腐っていなかったという話があるそうだ。
2)利益率を上げるため
どういうことかというと、市販品は原材料である肉を少なくし、大豆タンパクや卵タンパクの粉と水で文字通り水増しするために、上記のような様々な添加物が必要になるのだという。
このタンパクの粉末に水を混ぜるとプリン状のものができるらしい。
それに色や味を着けて肉らしくするのだという。
平田のウィンナーに使われる豚肉の量は8割ほどだが、市販品では4割程度だという。
ロースハムの場合、平田の製品では、1キロの原料が850グラムになるが、市販品では2キロになるという。
タンパクの粉末100グラムに水900グラムを加えるからだそうだ。
しかも平田の製品に使われる肉は自らが育てている豚肉だが、市販品は輸入品がほとんど。
平田の場合は、地元の休耕田を使って農家に栽培してもらっている飼料用米と、遺伝子組み換えをしていない他の飼料を与えている。
卵の黄身の色にも流行があり、その調整は飼料に入れる着色料でコントロールするという。
つまり、添加物の影響は親から子へ表れるということだ。
最近、子どもでも「キレル」子が多いのは、リン酸塩がカルシウムを奪うからだという話もある。
普通の生活をしていると、1年間で約4キロの添加物を食べているという。
製品に表示されない添加物もたくさんあるが、加工品を購入する時は、しっかりと裏の表示を見るようにしたい。
腐る食品は安全で、腐らない食品には多くの添加物が入っていることを忘れずに。
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