2009年1月20日に糖尿病宣告を受けて以来、食事療法に専念し、一種のカロリーダイエットを実施してきた。
結果1年で15キロほど体重減、体脂肪率その他も改善し、極めて健康な状態となっている。
(問題は、全ての服が着られなくなったこと:ウエスト91センチから約80センチへ))
食事も家族とは別にしており、カロリー・栄養の管理は全て自分でやっている。
ただ、時折家族と家で食べることも外食することもあるが、その時のカロリーを概算すると(自分で料理しないので概算となる)、現在の日常カロリー(約2500キロカロリー/日)を大幅に上回る数値となる。(3000は軽く超える)
1年前はこのような生活が日常だったのだと思うと、冷や汗が出る。
食事療法開始当時はお酒も止めていた。
最近では自分の摂取カロリー範囲内で、計算しながら呑むようにしている。
無理なことは長続きしないし、精神的にも良くないと思うからだが、それでも知り合いからはストイックだと言われている。
しかし、糖尿病の合併症などを考えると、その方が恐ろしくてキチンと管理したくなる。
最近、ちょっと酒量が増えてきたが、それにつれてこの数日、昔の「目で食べる習慣」が蘇ってきた。
お酒のツマミとなるナッツ類など塩味がほどよく効いたものは、なかなか止められなる。
コンビニで売っているツマミ類などはほとんどが高カロリーで、自分に食べられるものはない。
この手の商品は一度食べ始めると止められない仕掛けがある。
それは味付けだ。
糖尿病発症までの長い間、この味に親しみ、脳が記憶してるため、ちょっとした気の緩みで一度たががはずれると、ずるずると「目で食べる習慣」に戻ってしまう。
いまの自分は「健康と病気のどちらを選択するか」と問われれば、「健康」と答えざるを得ない状況にあるので、「目で食べる習慣」から「頭で食べる習慣」にシフトしなければならないのだが、時折昔の記憶が邪魔する。
糖尿病は不可逆性の病気だという。
つまり、現状よりは良くはならないのだ。
だからキチンとした自己管理が求められる。
つまり「頭で食べる習慣」しか選択肢がないのだ。
それを邪魔する現代食は麻薬のようなものだ。
弁当庵

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