2010年3月7日日曜日

現代食は麻薬

2009年1月20日に糖尿病宣告を受けて以来、食事療法に専念し、一種のカロリーダイエットを実施してきた。


結果1年で15キロほど体重減、体脂肪率その他も改善し、極めて健康な状態となっている。


(問題は、全ての服が着られなくなったこと:ウエスト91センチから約80センチへ))


食事も家族とは別にしており、カロリー・栄養の管理は全て自分でやっている。


ただ、時折家族と家で食べることも外食することもあるが、その時のカロリーを概算すると(自分で料理しないので概算となる)、現在の日常カロリー(約2500キロカロリー/日)を大幅に上回る数値となる。(3000は軽く超える)


1年前はこのような生活が日常だったのだと思うと、冷や汗が出る。


食事療法開始当時はお酒も止めていた。


最近では自分の摂取カロリー範囲内で、計算しながら呑むようにしている。


無理なことは長続きしないし、精神的にも良くないと思うからだが、それでも知り合いからはストイックだと言われている。


しかし、糖尿病の合併症などを考えると、その方が恐ろしくてキチンと管理したくなる。


最近、ちょっと酒量が増えてきたが、それにつれてこの数日、昔の「目で食べる習慣」が蘇ってきた。


お酒のツマミとなるナッツ類など塩味がほどよく効いたものは、なかなか止められなる。


コンビニで売っているツマミ類などはほとんどが高カロリーで、自分に食べられるものはない。


この手の商品は一度食べ始めると止められない仕掛けがある。


それは味付けだ。


糖尿病発症までの長い間、この味に親しみ、脳が記憶してるため、ちょっとした気の緩みで一度たががはずれると、ずるずると「目で食べる習慣」に戻ってしまう。


いまの自分は「健康と病気のどちらを選択するか」と問われれば、「健康」と答えざるを得ない状況にあるので、「目で食べる習慣」から「頭で食べる習慣」にシフトしなければならないのだが、時折昔の記憶が邪魔する。


糖尿病は不可逆性の病気だという。


つまり、現状よりは良くはならないのだ。


だからキチンとした自己管理が求められる。


つまり「頭で食べる習慣」しか選択肢がないのだ。


それを邪魔する現代食は麻薬のようなものだ。



弁当庵



 

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