先日、あるクライアントさんと打合せする中で、そのクライアントさんが開発・試作したけど陽の目をみなかった設備機械があるという話になった。
それは、コンビニ弁当の賞味期限を延ばす包装・特殊ガス充填機械だった。
ある大手メーカーと組んで、数億のお金をかけて開発し、売り込みに行ったが全く売れなかったという話だった。
売れない理由は簡単で、消費者は賞味期限の長い弁当は買わないからだ。
だからコンビは、店舗の近くに製造工場を持ち、出来たての弁当を配達、できるだけ早く売り切る、という販売方法をとっている。
食品偽装事件の頃に開発をしたようだが、コンビニ弁当に関しては完全にマーケティングの失敗だと認めている。
ここから現代のある食事情が見えてくる。
消費者は食の安心・安全に関心があるものの、その食品を構成する要素(食材や添加物)よりも賞味期限を気にしている。
だから販売者もそのニーズに合わせて販売戦略を立てている。
賞味期限が切れれば、まだまだ食べられるものでも平気で廃棄する販売者。
そのコストが上乗せされていても、賞味期限を気にして買う消費者。
しかし、できるだけ安く作るように要求される製造者。
この関係は正常な関係だろうか?
何かが違うという違和感を感じてしまう。
まず、弁当は自分で作れば良い。
時間がないとか一人分は難しいとか言い訳が聞こえてきそうだが、食の安心・安全を言うなら先ず自らの食生活習慣を改めるべきだ。
ここに消費者の我儘がある。
販売者は利益優先だから、一応消費者向けに美味しいもの、栄養バランスのあるものという大義名分を掲げて弁当を開発するだろうが、彼らにとってそれは食品ではなく、単なる工業製品なのだ。
売ること、利益を上げることが最優先で、食の無駄は必要経費と考えているのだろう。
低コストで作ることを求められる製造者はかわいそうだ。
結局しわ寄せは製造現場に行く。
農業も漁業も同様だ。
消費者は消費期限を気にするより、添加物などの内容物について気にした方がよい。
そして、本当の意味で安心・安全な食品を手に入れ、作れるものは自分で作るという食習慣を持つべきだろう。
食品を売る製造・販売者にとって、食品は商品・製品であることが優先していることを忘れてはならない。
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発行元:飄現舎 代表 木村剛
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