2010年8月22日日曜日

栄養成分表示の不思議

栄養成分表示の不思議

猛暑が続く日の夜、コンビニで目新しいものはないかと探していたら、「極冷ボンベ」(サントリー製)なる炭酸飲料を見つけた。

デザインはグレーをベースにしたまさにボンベのイメージ。

面白いので手に取り、カロリーを見ようと表面に印刷された文字を穴のあくほど見たが、結局エネルギー表示は発見できなかった。

これまで様々な加工食品をスーパーなどの店頭で見てきたが、ほとんどのものに栄養表示があり、その中にエネルギーが記されている。

ソフトドリンクでは、これまで未記載のものに出会ったことがなかった。

それだけに、この日の衝撃は大きかった。

自分が見落としていると思って、何度も何度も見た。

しかし、なかった。


そこで、ひょっとしてこの表示は義務ではないのか、と思い、ネットで調べたら、「東京都福祉保健局 健康安全部 健康安全課 食品医薬品情報係」が管理しているページに次のような記載があった。

今回問題にしている栄養表示について、以下抜粋。

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栄養表示をするためには、次のような決まりがあります。

「1個当たり30kcal」「脂肪30%カット」「DHAたっぷり」などの栄養表示を加工食品等の容器包装などにするためには、必ず右のような栄養成分表示をしなければなりません(何を表示したいかによって、表示項目は変わります。右はカルシウムを表示したい場合です。)。

この栄養成分表示の表示方法について、健康増進法に次のことが定められています。

・容器包装を開かないでも見える場所に読みやすく表示すること(添付文書にのみ栄養表示がされている場合は、添付文書に表示することも可)
・表示する項目(エネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物・ナトリウムは必須!)と順番
・表示する単位(エネルギーなら「kcal」、たんぱく質なら「g」など、商品を比較して選択しやすいように決められています)
・表示量の誤差の許容範囲(一定値で記載してあるエネルギーなら実際の量が、必ず表示量の±20%以内の誤差に収まらないといけません)
・0(ゼロ)表示や「○○たっぷり」などの強調表示の基準(少ししか入っていないのに、「たっぷり表示」では困ります)

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そして次のような注意事項も

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<注意!!>

栄養成分表示は、すべての食品に表示することが義務付けられているわけではありません。

一般の消費者の方に販売する加工食品※1に、日本語で栄養成分・熱量に関する表示※2をする場合に栄養成分表示が義務付けられています。

つまり、栄養表示を全くしていない加工食品には、栄養成分表示をする義務がないため、栄養成分表示のない加工食品もあります。

※1 生鮮食品のうち、鶏卵を含みます。
※2 この表示を栄養表示といいます。

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日本語が難解であることを改めて体感した。


結局、サントリーの極冷ボンベに表示義務があるかどうか、キチンと理解できなかった。
サントリーが違法行為をしたのか、あるいは法律を遵守したのか、分からない。

猛暑が続く夜の悪夢だったのか。












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2010年8月6日金曜日

正しい弁当

正しい弁当


仕事で撮影に出た時、お客さんから弁当を支給してもらったことがある。

その弁当は、以前良く食べたことがある、崎陽軒のシュウマイ弁当。

このシュウマイ弁当、おかずのバランスが取れていて、なかなかのものだと思っている。
しかも、冷めて美味しいのだ。


弁当の基本のひとつは「冷めて美味しい」だと思っている。

子供の頃、学校に持っていく弁当を親に作ってもらっていた。

そのすべてが、冷めていたが美味しかった。

冷めても美味しく食べられるように、調理を工夫するのが弁当なのだ。

作り手はその辺の塩梅を考えながら料理するものだと思っている。


しかし、最近のファストフード化した弁当は「あったかい」ことを売りにし、コンビ弁当も電子レンジで温めて食べるようになっている。

自分としては、このあたりの加工食品を「弁当」と呼んで欲しくないと思っている。


弁当の基本をもうひとつ上げるとすれば、それは「手間」と「愛情」だろう。

決められた容器の中に、栄養や分量をバランスよく入れようとすれば工夫が必要で、ちょっとした手間仕事だ。

例えそれが残り物で作るにしてもだ。

また、親が作ろうとすれば子供の好物を入れたりするだろう。

奥さんが夫に作ろうすれば健康面を考えた調理をするだろう。

自分が自分に作ろうとすれば、見栄え良く作ろうとするだろう。


そこには「手間」と、それぞれに対する「愛情」あるのだ。

それが、弁当なのだ。




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